2021年2月9日火曜日

音楽からSDGsを考える

歴史は100年ほどになるが、「姫路女学院高等学校」に新しく名前が変わった学校で、ご縁あって、今年度、外部講師として教養講座を担当させていただきました。

世界は、一見自分が関係ないと思うことでも辿ってみれば、それはつながり合っている。
音楽を通じたSDGsということで、はるか昔の作曲家、その人たちがどんな暮らしをしていたのか?なぜその曲が生まれたのか。なぜ女性作曲家は少ないのか。クラシック音楽とはそもそも何なのか?演奏家は何を思い、どう曲を解釈するか。音楽を通じた社会支援とは?!など様々な観点から、毎回のテーマを決めて、楽曲と共に(時には自分も演奏して)1年間努めてきた授業も間も無く最終回。

残念ながらコロナの影響で、全て動画配信という形にはなりましたが、毎回実施後に、350人以上のアンケートを隅々まで読むのが何よりの学びでした。高校生の、しかも音楽の経験も様々な学生さんたちに向けてお話するのは、初めてのこと。

毎回学生さんからのアンケートで

☝こんな聴き方があったと気づいて前より音楽を聴くのが楽しくなった。
☝これから、沢山の事を経験していき、それを糧にして生きていくということは、とても美しいことだと思った。
☝生活にクラシック音楽を取り入れるようになった。
☝音楽の背景を聴くと、遠い時代や、違う国の人に思いをはせて風景が見える。
☝楽器を習ってみることにした。
☝私もいろいろなことにチャレンジしようと思った。
同じものでもいろんな視点で見ることは大切なことであると感じた。

等々、もう書き出したら、何十時間もかかるほど、たくさんの素晴らしいフィートバックを書いてくださって、こちらも、なるほど!と新しい視点をいただくことや、そう!そこに気づいてくれたのが嬉しい!とか、ふと触れる若く瑞々しい感性に心から感動しています。授業動画をつくるのは、いつもハードなのですが、産みの苦しみを忘れられるような、学生さんからの声は何より私の次への活力となっています。

これからの未来を作る若者たちが、どうか、自分たちが生きやすい世界を作っていってくれることを願ってやみません。

それに音楽から学ぶ考え方、美しいものへの感度など、少しでも、先を歩いてきた私達大人が役に立つことがあれば、全力で向き合いたいと思っています。

最後に私が同世代の音楽家として尊敬してやまない藤井香織さんの立ち上げた『Music beyond』の活動を記録したドキュメンタリー動画をご紹介します。彼女のインタビューを軸にした講義を今年度の最終回の授業としました。
https://www.youtube.com/watch?v=LUaYxbruMUY

学生さんたちからの感想が今から楽しみです。