2019年2月25日月曜日

発表会終了


2週連続の発表会が終わりました。
子供達は、コンサートホールで。大人は、サロンで。

演奏は一度きりしかできず、日頃の練習の成果を出し切る、というのは難しい事です。
しかし、皆さんの日頃の努力、本番の緊張が手に取るようにわかる私は、どの演奏にも
感動、感激をし、今回もとても素敵な時間となりました。

教えるというのではなく、ともに学びたい、と常日頃から思っています。
ですから、皆さんにどうしたいか?私ならこう思うけど、こういう考えもある、、というような問いかける、ともに考えるレッスンを心がけています。
もちろん、こうしないと上手くいかない、、というようなテクニックもたくさんありますが、手の形、腕の長さ、聴こえている音、想像する音はそれぞれです。
風邪だから、風邪薬、という形でなく、この人にはビタミン、この人には睡眠、漢方、
アレルギーの薬、、というように、各人に沿った処方を一緒に考えて、チェロとともに歩む人生のお手伝いができたらと思っています。そして、ご縁あって私の元に来てくださる方々同士が、こうして発表会を通じて、職業や年齢関係なく仲良くされている姿は何にもまして嬉しいものです。

生徒さんのほぼ全員が人生の先輩である大人の会の打ち上げで今回初めて知りましたが、どうやらチェロ歴は27年の私が一番長いようです。(2番目に長い方は25年)
大人の生徒さんも半数くらいが10年以上のおつきあいとなってきました。

子供の生徒さんにも、専門家を目指す、目指さないは関係なく、心から音楽につながって、将来いろいろな形で音楽と関わっていってくれるといいなと思っています。

私はスパルタ教育で親に「仕込み」をされましたので、本心から音楽が好きかどうかもわからないまま音大生になりました。(しかし、同じく音楽で仕事をしている妹たちの方が、もっと恐ろしいスパルタ教育を受けそれを傍で見る毎日だったのです、、!!)
幸いなことに今は、胸を張って音楽愛好家と言えます。
学習者はある一定の期間までに、ある程度の学びをしないと手遅れになる(専門家を目指す場合)ということもわかっていますが、昨日の大人の生徒さんが
「先生はレッスンが天職。レッスンで得た学びは会社の仕事にそのまま繋がる」といってくださったこの言葉を胸に、常にアップデートしながら、自分も現場から、同業者から、そして一流の音楽家、作品から常に学び、ご一緒してくれる生徒さんたちと学びをシェアしていきたいと思います。


2019年2月15日金曜日

発表会が間近です

毎年2月は、私が教えている教室の発表会があります。
今週末に本番を控え、今週は、伴奏合わせや、最後のレッスンなどが行われています。
大人の生徒さんは、「大人の弾き合い会」と題し、2年に一度開催しております。

発表会の準備を始めるのは人それぞれですが、子供達には、私が演奏したらよいと思う曲、大人の方々には、なるべくご自身が演奏したい曲、で取り組んでいただいています。

発表会が近づいた今、私も伴奏したり、最後の調整につい力が入るのですが、長い人では、1年近くかけて練習してきて、私も毎月何度かレッスンしている曲にもかかわらず、
レッスンのたびに、曲から発見や気づきをもらい、とても楽しい時間です。
「音楽、楽曲の素晴らしさを共有する」のが私の仕事だと思っているので
演奏体験を通して、よりその作品に入り込み、深く感動できる瞬間を増やしたいものです。
しかし、きっと生徒さんは弾くことに必死でしょうから、私のように、のんきなことはいっていられませんよね。
毎回私はそのひたむきな姿と曲の美しさが相まって、感極まっています。

大人のアナリーゼ講座も、まもなく二回目。準備だけでもわくわくしています。
小さな子から、定年後のご趣味として始められた方まで、幅広いみなさんと、こうして先人が残してくれた遺産に日々向き合えるのは、みなさんが私を先生として育ててくださっているからですね。

感謝を胸に、打ち上げ会場の選定に入ろうと思います(笑)

2019年2月7日木曜日

ピティナステップ

2月の一番頭の土日は、ここ何年も決まって「ピティナ ピアノ・ステップ」の室内楽の賛助として出演しております。
この会では、日曜の本番の前の合わせを前日に行い、そちらは、共演者へのアドバイスレッスンとなっています。限られた時間ですが、少しでもよい本番になるといいなと思い、私たちも必死です。
初めて、他の楽器と合わせる、、という人から、私たちも毎年お会いして成長が楽しみな、何回も共演している方々まで、今年も30名近くの皆さんと共演しました。

そもそも、ピアノと弦楽器は、同じ「弦」の器楽ではありますが、音の出し方が全く違います。呼吸や、それぞれの特性を生かした配置で作曲家が書いている音楽を汲み取って、音楽を共同で表現していくことは、1+1+1が3ではない、もしかしたら、100にもなるような可能性を含んでいます。

まず、ピアノは音を出してしまったら減衰していく、私たち弦楽器は音の増減が可能です。
しかも、弓が息のようにスピードを伴う場合が多く、表現が目でもとらえられやすいので初めて合わせる人もコツさえつかめば、弦楽器の動きや、音色を、ご自身の表現の新たなパレットに加えることが比較的簡単かもしれません。

よく、レッスンで、そこはオーケストラのように!弦楽器のように、、などと言われても、あまりわからず、なんとなく想像だけで、という場合もあるでしょう。実際一緒にやってみて初めて体感することもあるでしょう。

私もレクチャーなど時間があるときは、様々なボウイング(弓の動かし方)の方法をピアノ指導者の方や、一緒に演奏する方にお見せし、実際様々な方法で同じパッセージを演奏してみたりします。
室内楽の経験を通して、ご自身の音色が増えたり、今まであまり触れたことのない作曲家に触れるというのも、とても楽しいことです。何より、時間芸術の音楽の旅を一緒にしながら、作品を共有し、音を重ねる楽しさを、小さい頃から是非取り入れてほしいな、、そうしたらもっと楽器に関わる楽しみが増えるのにな、、と思います。

そして、いつも演奏と指導に全力で取り組める環境を作ってくださるステーションの先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。