岩田彩子ダイアリー

チェロの演奏、レッスン、ソルフェージュ、研究など日々のことから雑記まで

2024年3月7日木曜日

新年度に向けて

 3年も放置しておりました💦
もはやなんのためのブログかもわかりませんが、生きております。

こちらだけで繋がっている方もいるかもしれませんので、近況を報告させていただきますと、この3年間は、相変わらずあれもこれも、、、と自らの興味とご縁に導かれ、学校関係では、引き続き2つの大学、2つの高校との関わりの中から、たくさんの学生さんとの出会いがありました。

私の学生時代を振り返ってみると、高校大学時代のクラス授業の内容は、本当に覚えているものが少なく、せいぜい、やらかしたことと、先生のお顔くらいで💦(不真面目な学生でした)

今向き合っている学生さんも、きっと大人になる頃には、私のことなど全く覚えていないだろうな、と思いますが、とにかく目の前の学生さんたちから、何を学びたいか、自発的に学ぶ楽しさ、学びから広がる世界など一緒に共有できたらと向き合っています。


さて、それとは別に、変わらず、プライベートのレッスンで1対1で文字通り老若男女に接しております。その中で、時には、人生の話、今の環境の変化・・・お子さんであれば、受験や進学、大人であれば、就職や結婚、ご家族の介護や体調の変化などの時期に差し掛かることもあります。特にプライベートなことなのでこちらからお尋ねすることはありませんが、みなさんからお話をいただいたりすることもあり、あまり自分勝手な意見を言うのは良くないなあ、と感じておりました。そんな中、キャリアコンサルタントという資格があるのを知りました。

兼ねてから、「生涯学習」としての音楽を通した学びに興味があった私は、自分含め、ライフデザイン、つまり、自分がどのような人生を歩んでいくか、というようなことを学びたいと思っていました。キャリアコンサルタントは、仕事の相談のことだと思っていましたが、仕事というのは、もちろん人生と密接に関わっており、その中には、自分の価値観や生き方が大きく反映されます。またそれらが自分の気持ちとうまく調和しないと、人生が色褪せてしまう恐れもあります。ゆえにキャリアコンサルタントの面談では、「自分が何を大事にしたいか」や、「自分がどうありたいか」という日頃は自分でもなかなか気づかないような根源的な部分に触れてご自身を紐解いていくこともあります。

そのような理論を体系的に学んだり、人との向き合い方を実践していくのは、とても興味深く、学びたい欲がムクムクと湧き上がり、知ったその翌日には、養成講座に申し込み、無事、国家資格キャリアコンサルタントの試験にも合格できました。

今後は、そこで得たことも自分の仕事の中に生かし、自分の人生設計も行いながら、常に、どの分野も「専門家」という名前が恥ずかしくないように学び続けていきたいと思っています。

少しずつ仕事の発信もインスタグラムでしていこうかと思っています。よろしければ、そちらもご高覧いただけますと幸いです。

https://www.instagram.com/ayakoiwata_official/

投稿者 ayako iwata 時刻: 9:53 0 件のコメント:
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2021年9月1日水曜日

五感と聴覚を結ぶ。

五感のうち、視覚情報は、8割を占めると言われています。


もちろん、私のやっている音楽は聴覚の情報ですが、楽譜から得るイメージは時に視覚的だったり(色や風景、動きなど)触覚的だったり(素材のテクスチャーや、空気の感じなど)、嗅覚(草の香りだったり、石畳が雨に濡れた匂いだったり、、、)をも刺激することがあります。そして自分の出す音のイメージを作ったり、はたまたコンサートで、聴衆として、演奏者として、ステージから様々な五感を刺激されたり。



youtubeで音楽を聴くことができるようになってから、生徒さんたちも、二言目には、「youtubeでみました」「youtubeで聴いてみます」と、おっしゃることが増えました。


あまりにも有名な、シューマンの子供のためのアルバムの最初に書いてある言葉(音楽座右の銘)には

「譜をみただけで音楽がわかるようにならなければいけない」

「大きくなったら、名人よりスコアと交際するように」


と、かいてあります。


音楽が内包しているあらゆるものが、自分の中の蓄積してきたものと呼応したときに、自分が音楽を演奏する意味が現れるのだと思います。もちろん、見様見真似から入ることも時にはいいのかもしれませんが、「インスタ」や「食べログ」などをはじめ、未知の事柄が視覚情報を通して、自分の体験より先に来る場合は、本質に近づくための、他の五感を奪う可能性があるのかもしれないとも思います。今目の前にあるものへの、全神経の集中、というのは大人になればなるほど難しくなってしまうのかもしれません。

楽譜を読み込み、それを音にする、という当たり前の作業が、小さい頃から、自分ひとりの力でできるといいなあ、と思ってレッスンしていますが、なかなか時代の波と、現代っ子の忙しさ、情報の取り慣れ方にはこちらも対応していかないといけないのかもしれませんね。


さて、春より、お友達のピアニストと、音楽教育、ことにソルフェージュについての音声配信をしています!
是非、ながら聞きでお聞きください。

いろいろなゲストをお迎えし、みなさんと共に、情報をシェアしたり、悩みや問題点を分かち合いたいと思って立ち上げました。

ほぼ、定期的に毎週水曜日の朝にライブでお送りしており、アーカイブも残っております。

https://stand.fm/channels/6048c0fee6747bcbc8321fd4

質問や、ご意見もどしどしお寄せください。







さて、今日から9月。まだまだ先が読めず、不安でいっぱいですが、できることを、粛々と。

次世代にアップデートした世の中を引き継ぐために。

 






 


投稿者 ayako iwata 時刻: 10:09 0 件のコメント:
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2021年4月26日月曜日

新年度から

 あっという間に新年度が始まり1ヶ月...。コロナの猛威は収束するどころか、ますます先が見えないような状況となり、何を信じてどうしたらいいのか、迷う人もたくさんいるかと思います。言われたことを遂行する、ということが上手な日本の人々。でも、それも限界だという声が各所から聞こえてきます。

教育もそうで、経済的な理由で学校へ行けない、家に居場所がない、などという人の声も聞くようになって心を痛めています。新年度から、また新しい学生さんと対面しております。また新しい高校にも非常勤で伺うことになりました。ひたむきで純粋な彼らを見ていると、同じ世代の若者が、教育や居場所の確保ができない辛さは、どれほどかと胸が痛いです。そのような人々を支え活動している人々にわずかばかりの募金で応援することくらいしかできませんが、一緒に痛みを分け合い、何か自分にできることはないか考えてわずかばかりでも行動していくしかないなと思っています。


活動に共感した二つの団体のHPリンクを貼っておきます。

https://colabo-official.net/

https://www.dreampossibility.com/


新しい勤務先のレッスン室❣️若者たちが希望をもって毎日前に進めますように!!


投稿者 ayako iwata 時刻: 15:26 0 件のコメント:
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2021年2月9日火曜日

音楽からSDGsを考える

歴史は100年ほどになるが、「姫路女学院高等学校」に新しく名前が変わった学校で、ご縁あって、今年度、外部講師として教養講座を担当させていただきました。

世界は、一見自分が関係ないと思うことでも辿ってみれば、それはつながり合っている。
音楽を通じたSDGsということで、はるか昔の作曲家、その人たちがどんな暮らしをしていたのか?なぜその曲が生まれたのか。なぜ女性作曲家は少ないのか。クラシック音楽とはそもそも何なのか?演奏家は何を思い、どう曲を解釈するか。音楽を通じた社会支援とは?!など様々な観点から、毎回のテーマを決めて、楽曲と共に(時には自分も演奏して)1年間努めてきた授業も間も無く最終回。

残念ながらコロナの影響で、全て動画配信という形にはなりましたが、毎回実施後に、350人以上のアンケートを隅々まで読むのが何よりの学びでした。高校生の、しかも音楽の経験も様々な学生さんたちに向けてお話するのは、初めてのこと。

毎回学生さんからのアンケートで

☝こんな聴き方があったと気づいて前より音楽を聴くのが楽しくなった。
☝これから、沢山の事を経験していき、それを糧にして生きていくということは、とても美しいことだと思った。
☝生活にクラシック音楽を取り入れるようになった。
☝音楽の背景を聴くと、遠い時代や、違う国の人に思いをはせて風景が見える。
☝楽器を習ってみることにした。
☝私もいろいろなことにチャレンジしようと思った。
☝同じものでもいろんな視点で見ることは大切なことであると感じた。

等々、もう書き出したら、何十時間もかかるほど、たくさんの素晴らしいフィートバックを書いてくださって、こちらも、なるほど!と新しい視点をいただくことや、そう!そこに気づいてくれたのが嬉しい!とか、ふと触れる若く瑞々しい感性に心から感動しています。授業動画をつくるのは、いつもハードなのですが、産みの苦しみを忘れられるような、学生さんからの声は何より私の次への活力となっています。

これからの未来を作る若者たちが、どうか、自分たちが生きやすい世界を作っていってくれることを願ってやみません。

それに音楽から学ぶ考え方、美しいものへの感度など、少しでも、先を歩いてきた私達大人が役に立つことがあれば、全力で向き合いたいと思っています。

最後に私が同世代の音楽家として尊敬してやまない藤井香織さんの立ち上げた『Music beyond』の活動を記録したドキュメンタリー動画をご紹介します。彼女のインタビューを軸にした講義を今年度の最終回の授業としました。
https://www.youtube.com/watch?v=LUaYxbruMUY

学生さんたちからの感想が今から楽しみです。


投稿者 ayako iwata 時刻: 9:56 0 件のコメント:
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2021年1月17日日曜日

グループレッスンとプライベートレッスン

 もともと、ソルフェージュは小中学生の2,3人で行うグループレッスンが大好きなのですが、このコロナ禍、プライベートレッスンが続いています。

グループレッスンのメリットは、やはり

☝楽器、声、リズムなどのアンサンブルができる
☝楽器の違う仲間と知り合って頑張れる
☝自分の考えや意見とは違った友達のアイデアを知るきっかけから、より深い学びになる

といった感じでしょうか。それに対してプライベートレッスンは

☝一人ひとりの進度や興味、楽器演奏にあわせた、きめ細かい進め方ができる
☝できないといやだな、知らないと恥ずかしいな、という友達に対する気持ちなくできる
(間違えることや、知らないことは全く問題ではない、そこから学びは生まれる!とはいつも言ってるのですが)

という感じに思います。

ソルフェージュは、楽器レッスンとは別に行き、楽典となると、ちょっと面倒だな、と感じたり、本当に必要なの?!と思う親御さんもおられるかと思いますので、本人たちの
「読める」「わかる」から繋がる「楽しい」「興味深い」を意識してレッスンをしています。

また、私がチェロのレッスンをしている生徒さんには、基本的に楽器レッスンとソルフェージュレッスンを並行しています。
親御さんにも、お子さんの練習に付き合う時間はなるべく減らして、ご自身の時間を使っていただきたいと思っているからです。

ですので、小学2年生くらいからは、
👀読譜、練習は一人で!
レッスンも基本的には一人で来ていただいています。
(ソルフェは基本みなさん何も言わなくても、ほぼ単身で来ます笑)

そうして、自分でいろいろできたりわかったり、調べたりできるようになったら、もうソルフェージュにはこなくていいよ〜!と思っています。

しかし、何より、読譜に苦手意識が芽生える前からいらしていただけたら嬉しい、、という気持ちもあります。自分でスラスラ読めるようになれば、もっと楽しい音楽との出会いが待っているからです。

まだまだプライベートレッスンは長引きそうですが、グループレッスンに戻った時にそれぞれが新しい成長を遂げて、刺激的な時間を持てる日が早く来ますように..






投稿者 ayako iwata 時刻: 2:25 0 件のコメント:
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2020年11月14日土曜日

演奏家の場所は、彼らがつくってくれている

 毎晩、ガソリン(液体)に油膜(ポテチ)という、(罪悪感の)別ストレスを与えないと、体が動かなくなってまいりました、、、、昨日はもう、15年目?!の学校公演。

関わっているアッセンブリッジ・ナゴヤの配信プログラムで名フィルの方々のインタビューに携わり(もちろん、彼らだけではないのですが)いかに演奏家にとって「お客様」つまり音楽を共有する相手がいることが大切か、ということを、みなさまのお話からも再確認したわけではありますが、相変わらず「本番」が苦手な私ですら

”ああ、こうやって毎年きいて、待ってくれる子達がいるって、なんて幸せなんだ”と彼らから毎年恒例以上のパワーをもらい、

「みんながいるから、私達が音楽を届けることを続けられます。ありがとうございます。」

と、言葉にせざるを得ない本番でした。



自発呼吸ができなくても、一人で歩けなくても、感想を言えなくても、彼らがいるから、音楽が輝き、仲間が集まり、私たちは演奏を続けられる。彼らの存在は小さいかもしれないけれど、確実に社会を動かしていることを、先生たちの笑顔や、一緒に演奏した仲間の音や、表情から、再確認したひとときでした。

今思うことは、もっともっと垣根なく、彼らとお付き合いしていく方法はないんだろうか、、ということ。彼らと仲良くできることが今時代が求める多様性を認めるにに一番近いのではないのでしょうか...




マイノリティは生きづらい、ではないはず!

不要不急と言われることが、社会を支えてるのではないのかなあと。




上記アッセンブリッジ・ナゴヤの配信等は
こちらからぜひご覧ください。https://note.com/abn2020music







    21
    投稿者 ayako iwata 時刻: 0:41 0 件のコメント:
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    2020年11月10日火曜日

    怒涛の日々が続いています

     毎年関わっているアッセンブリッジ・ナゴヤが今年も始まっています。



    3年目のレジデンスプロジェクトも、コロナ禍の中ではありましたが、無事に終了しました。

    10日間、公募で選ばれた演奏家が、フェスティバル開催中のまちに滞在し、まちに演奏家のいる風景をつくる、というこのプロジェクト。続けることで見えることがあるな、ということが見えてきました。

    屋上での演奏


    若いフリーランスの演奏家はただでさえ、将来のことを模索しながら不安なのに、このコロナ禍で、押し潰されそうな不安も抱えているのではないか、と思いながら、日々、何ができるのかなと、ひた走りながら頭を捻っています。

    私の関わるジュニアオーケストラも二回の定期演奏会が中止。勤務先の大学でも、学校祭はオンラインなどで、1年生などは特に関わりもないようで、、。演奏機会を奪われている子供達、学生たちにも機会を作りたいと、少数の方に向けてではありますが、ワークショップや、コンサートを開催予定です。(実施済みもいくつか、、)

    そんな中、配信プログラムで、オーケストラに所属する方々からのお話を伺いました。皆さん口々に再会したときの喜びと、お客様のありがたさを語っておられたことが印象的でした。

    http://assembridge.nagoya/2020/12626.html

    ハッと気付きました。人間はやはりソーシャルな生き物なのだ、と。演奏を待ってくれる人がいるから演奏する。そんなシンプルなことが、あまりにも大きなパワーなのだ、と。確かに、家で一人でご飯を食べるときは適当でもいいか、となりますが、家族の分となれば、それなりに。またお客さんが家にくる、となれば腕をふるうように、他者がいるから頑張れる、力が出る、そんな当たり前のことを私も忘れていたような気がします。

    小さい頃から、人前で演奏をすることはコンクールや試験など「評価される」ことのほうが多く、また演奏というのは楽譜(作曲家)と向き合うことだ、というような意識があり、相変わらず少なからず演奏家として20年近く活動しても本番が苦手でした。講義よりも、個人レッスンのような全員とお話できるレッスンが好きなのも、相手がどう思っているかな?伝わっているかな?ということが常に気になるからなのかもしれないと自己分析。

    徐々に演奏活動も振替のものから始まってきています。レッスンも大学も今のところ、ほぼこれまで通り。

    大好きな飲み会もないのに、なぜか、仕事で詰まりすぎている予定と、衰えてきた体力との勝負をしながら年末まで、体調に気をつけて、駆け抜けたいものです。




    投稿者 ayako iwata 時刻: 1:45 0 件のコメント:
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