2021年9月1日水曜日

五感と聴覚を結ぶ。

五感のうち、視覚情報は、8割を占めると言われています。


もちろん、私のやっている音楽は聴覚の情報ですが、楽譜から得るイメージは時に視覚的だったり(色や風景、動きなど)触覚的だったり(素材のテクスチャーや、空気の感じなど)、嗅覚(草の香りだったり、石畳が雨に濡れた匂いだったり、、、)をも刺激することがあります。そして自分の出す音のイメージを作ったり、はたまたコンサートで、聴衆として、演奏者として、ステージから様々な五感を刺激されたり。



youtubeで音楽を聴くことができるようになってから、生徒さんたちも、二言目には、「youtubeでみました」「youtubeで聴いてみます」と、おっしゃることが増えました。


あまりにも有名な、シューマンの子供のためのアルバムの最初に書いてある言葉(音楽座右の銘)には

「譜をみただけで音楽がわかるようにならなければいけない」

「大きくなったら、名人よりスコアと交際するように」


と、かいてあります。


音楽が内包しているあらゆるものが、自分の中の蓄積してきたものと呼応したときに、自分が音楽を演奏する意味が現れるのだと思います。もちろん、見様見真似から入ることも時にはいいのかもしれませんが、「インスタ」や「食べログ」などをはじめ、未知の事柄が視覚情報を通して、自分の体験より先に来る場合は、本質に近づくための、他の五感を奪う可能性があるのかもしれないとも思います。今目の前にあるものへの、全神経の集中、というのは大人になればなるほど難しくなってしまうのかもしれません。

楽譜を読み込み、それを音にする、という当たり前の作業が、小さい頃から、自分ひとりの力でできるといいなあ、と思ってレッスンしていますが、なかなか時代の波と、現代っ子の忙しさ、情報の取り慣れ方にはこちらも対応していかないといけないのかもしれませんね。


さて、春より、お友達のピアニストと、音楽教育、ことにソルフェージュについての音声配信をしています!
是非、ながら聞きでお聞きください。

いろいろなゲストをお迎えし、みなさんと共に、情報をシェアしたり、悩みや問題点を分かち合いたいと思って立ち上げました。

ほぼ、定期的に毎週水曜日の朝にライブでお送りしており、アーカイブも残っております。

https://stand.fm/channels/6048c0fee6747bcbc8321fd4

質問や、ご意見もどしどしお寄せください。







さて、今日から9月。まだまだ先が読めず、不安でいっぱいですが、できることを、粛々と。

次世代にアップデートした世の中を引き継ぐために。

 






 


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