
先週末は、日頃室内楽を勉強している先生方と、その生徒さんとのコンサートでした。
第一部を生徒さん、そして、第二部が先生方で、30人余りの方が出演しました。
私は年間、6〜8教室くらいの生徒さんと室内楽で発表会出演をさせていただいています。毎年共演している生徒さんも何人もいて、会うたびに成長が嬉しくなっています。
そして、なによりうれしいのは、生徒さん方の為を思って、私たち弦楽器奏者を
呼んで共演できるように、自らも学び、場を作ってくださる先生が多くいらっしゃることです。
だいたいは、2回の事前レッスンをし、本番当日を迎えることになります。
曲は、本当に初歩のものから、アレンジものを始め、教育的作品を多く作った作曲家の
子供向け作品(オクターブなど届かなくても弾けるものや、形式のわかりやすいもの等)も数多くあります。
一緒に演奏をするということは、こちらも音楽を通してエネルギーの交換をしているようなところがあり、一緒に演奏する箇所で、会話のように気持ちが通じると、それはとてもうれしいものです。
ただ、子供たちに合わせてタイミングだけ合わせて演奏する、ということもできますが、それでは意味がありません。
一緒に音楽の方向を考え、そして時にはその場しかない音楽の動かし方をして、お互いを聴き合い、作品を共有するコミュニケーションは、音楽だけでなく日常生活においても、とても大切なことだと思います。
とにかく、一人一人に必死に向き合うので、体力勝負ですが、これからも、たくさんの人たちと音楽を共有できるといいなと思っています。
先生方の学ぶ姿にもいつも刺激を受けています。
今回は、ホールで、同じピアノで6人の先生と共演しました。
一人ずつ、それぞれの音色や世界観を追いかけて演奏することはとても楽しく、
また普段は、同じ人と一つのコンサートを作ることがほとんどですので、得難い経験でした。やはり、よいピアノや空間で弾くことは、練習とは違ってさまざまなアイデアを
運んでくれますね。
先日読んだ、岩城宏之先生の本に、ウィーンのムジークフェラインでブルックナーを聴いた時に、長年疑問だった箇所がそのホールの残響を意識して書かれたということがわかった、というようなくだりがありましたが、ホールも一つの楽器ですし、それに毎回反応できるような耳を育てていくことも大切だなと改めて感じました。
0 件のコメント:
コメントを投稿